Pairings / 幕間
72 幕間
ポスターから、物語を選ぶ。
映画・文学・歌舞伎の余韻に、ワインを一本ずつ。それぞれに呼応する七十二候をしるしに、気になったポスターから、その幕間へ。
穀雨霜止出苗リー・アイザック・チョン
2020
ミナリ
× Kunoh Wines / Red
よその土に、根を張る。
雨水草木萌動伊丹十三
1985
タンポポ
× Milan Nestarec / White
愛情を込めて、ひと口。
小暑温風至ジョン・カサヴェテス
1980
グロリア
× YOYO / Rosé
向かい風の中を、ハイヒールで歩く人へ。
啓蟄蟄虫啓戸オリヴィエ・アサヤス
2008
夏時間の庭
× ラ・クーレ・ダンブロジア / Red
花を挿すように、栓を抜く。
白露草露白ジェーン・カンピオン
1993
ピアノ・レッスン
× Alex Craighead Wines / Red
言葉を捨てた者だけが、語れる味がある。
立冬地始凍滝田洋二郎
2008
おくりびと
× Domaine des Ronces / White
硬さの奥に、温もりがある。
大雪閉塞成冬濱口竜介
2021
ドライブ・マイ・カー
× Kunoh Wines / Red
閉じたあとに、口が開く。
清明鴻雁北ガース・デイヴィス
2016
LION/ライオン 25年目のただいま
× Jauma / Orange
どこから来たか、グラスは覚えている。
春分雀始巣ビリー・ワイルダー
1960
アパートの鍵貸します
× フレデリック・コサール / Red
今夜の鍵は、誰にも貸さない。
小寒水泉動エリック・ロメール
1992
冬物語
× Domaine Pignier / Red
氷の下で、春はもう動いている。
白露玄鳥去クロエ・ジャオ
2020
ノマドランド
× Sato Wines / Red
雲の上に、根を下ろす。
啓蟄菜虫化蝶ジャン=リュック・ゴダール
1960
勝手にしやがれ
× Le Clos du Tue-Boeuf / Red
文法を破った者だけが、自由の味を知っている。
立春魚上氷ジャック・タチ
1958
ぼくの伯父さん
× Hubert Metz / White
効率のない時間を、グラスに。
夏至乃東枯デブラ・グラニック
2018
足跡はかき消して
× イヴ・アンベルグ / Orange
同じ緑から、別の季節へ。
啓蟄桃始笑ジャン=ピエール・ジュネ
2001
アメリ
× Marcel Lapierre (M. & C. Lapierre) / Red
クレームブリュレを割るように、一口。
夏至菖蒲華荻上直子
2006
かもめ食堂
× Alex Craighead Wines / White
遠い国で、肩の力を抜くための白。
小寒芹乃栄濱口竜介
2023
悪は存在しない
× ドメーヌ・マルメガネ / White
土地は、予定表を読まない。
小満紅花栄ウォン・カーウァイ
1994
恋する惑星
× Frédéric Cossard / Rosé
恋の色は、スーパー・ピンク。
秋分水始涸中江裕司
2022
土を喰らう十二ヵ月
× jiki / White
土から、土へ、めぐる。
立冬山茶始開マイケル・パウエル, エメリック・プレスバーガー
1948
赤い靴
× La Sorga / Orange
脱げない靴で、踊りつづける。
雨水霞始靆ヴィム・ヴェンダース
1994
リスボン物語
× Vinibio / White
光を録音できたら、こんな味がする。
小暑鷹乃学習ティム・バートン
2003
ビッグ・フィッシュ
× Domaine des Fables / Red
大きな魚の話を、もうひとつ。
立秋涼風至是枝裕和
2008
歩いても歩いても
× Cave D'occi / Red
まだ固い午後が、開く。
立夏蚯蚓出沖田修一
2018
モリのいる場所
× 國津果實酒醸造所 / Red
名もない仕事に、名前をひとつ。
芒種螳螂生ショーン・ベイカー
2017
フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法
× チェイス・ザ・グレープ / Red
甘い色の下で、酸が暮らしを支えている。
冬至麋角解シャーロット・ウェルズ
2022
アフターサン
× Sumenjak / White
香りは金。口は、冷える。
清明玄鳥至ノア・バームバック
2012
フランシス・ハ
× ル・マゼル / White
先に回っている部屋へ、着く。
大暑桐始結花中野量太
2020
浅田家!
× MORIUMIUS Farm & Winery / Orange
写真も、ワインも、光の保存。
立春東風解凍大森立嗣
2018
日日是好日
× Prophet's Rock / Red
お茶のように、淹れた赤。
芒種腐草為蛍アリーチェ・ロルヴァケル
2018
幸福なラザロ
× Cantina Giara / Orange
時間が止まった場所で、ワインは動きつづける。
春分桜始開ラッセ・ハルストレム
2000
ショコラ
× Vincent Bergeron / Red
白たちの中の、赤ひとり。
立秋寒蝉鳴ヴィム・ヴェンダース
1984
パリ、テキサス
× Le Clos Vagabond / Red
荒野を歩いてきた男に、一杯の赤を。
小満麦秋至深川栄洋
2019
そらのレストラン
× えべおつWein / White
めいめいの色を、ひとつの空へ。
大暑土潤溽暑ウォン・カーウァイ
2000
花様年華
× Folias de Baco / Orange
言えなかった想いは、四ヶ月の醸しに似ている。
大雪熊蟄穴ヌリ・ビルゲ・ジェイラン
2014
雪の轍
× Šumenjak / Orange
触れたあとに、渋みが残る。
芒種梅子黄トニー・ガトリフ
1997
ガッジョ・ディーロ
× Domaine La Bohème / Red
旅の民の言葉で、赤ワイン。
霜降霎時施アンドリュー・ヘイ
2015
さざなみ
× La Cave de Belleville / White
止まっていた時間が、まだ冷たい。
冬至雪下出麦森淳一
2015
リトル・フォレスト 冬・春
× Cave d'Occi / White
雪の下で、甘くなるものたちへ。
小雪朔風払葉黒澤明
1985
乱
× Domaine Rivaton / Red
落ちたあとに、骨格が残る。
立秋蒙霧升降是枝裕和
2023
怪物
× I Cangianti / White
見る位置で、色が変わる。
立春黄鶯睍睆コルム・バレード
2022
コット、はじまりの夏
× カーブドッチ / White
言葉より先に、からだがほどける。
穀雨牡丹華ガブリエル・アクセル
1987
バベットの晩餐会
× GRAPE REPUBLIC / Orange
最高の給仕は、土からはじまる。
芒種腐草為蛍テレンス・マリック
2011
ツリー・オブ・ライフ
× William Downie / Red
木漏れ日を、そのまま注ぐ。
大寒款冬華ルーカス・ムーディソン
2013
ウィ・アー・ザ・ベスト!
× Escoda-Sanahuja / Orange
上手さより先に、叫びがあった。
夏至半夏生リュック・ベッソン
1988
グラン・ブルー
× Etnella / White
海の底まで、白ワインで。
寒露蟋蟀在戸ジム・ジャームッシュ
2016
パターソン
× Cave d'Occi / Red
繰り返す毎日が、詩になるまで。
春分雷乃発声ダニー・ボイル
1996
トレインスポッティング
× Wonderwerk / Orange
あの曲の名前を、グラスに。
清明虹始見アシュリング・ウォルシュ
2016
しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス
× Lucy Margaux / Red
測らないで描いた、いちばん明るい色。























